2025年2月14日(金)に、東京・新宿区役所 大久保特別出張所を訪問し、所長並びに区の施策の担当者より、観光と地域共生のまちづくりの取り組みについてお話を伺いました。
新大久保周辺は2000年代に入り韓国の飲食店、韓流スターのグッズや化粧品の販売店等が増加し、現在はアジア、中東など多国籍のレストランや食材店が立ち並ぶエスニックシティに変貌しています。
新大久保を訪れる観光客は、韓流ファンの日本人の女性が多くを占めていますが、東京都が調査した外国人観光客の都内の訪問先ランキングでは、「新宿・大久保」が渋谷に次いで第2位(2023年)となるなど国際的にも注目を浴びています。
一方で、店舗が大久保通りに集中し、テイクアウトのお店の前の行列が通行の妨げとなり、歩道で慢性的な滞留が発生。土日祝日にはJR新大久保駅の乗降に時間を要するなど、混雑と滞留の抑制が課題となっています。新宿区では滞留防止のための「新大久保ルール」の周知や、飲食場所の確保、誘導員による声掛けをはじめ、来街者の特性に応じた広告戦略を通じて回遊性を確保するなど取り組みを始めています。
詳細は今後取りまとめて公表し、同様の課題に取り組んでいる全国の自治体や地域住民・商店街などの組織と情報交換を進めてまいります。
ヒアリング調査にご協力いただきました新宿区役所 地域振興部 大久保特別出張所、みどり土木部の皆様に感謝申し上げます。

